先日、友人とカフェで雑談をしていた時のことです。
仕事の話になり、こんな悩みが出てきました。
「会議って、なんであんなに噛み合わないんだろうな」
これ、ビジネスをしている人なら一度は感じたことがあると思います。
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上司の指示が曖昧すぎて何をすればいいか分からない
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会議で立派な言葉が飛び交うけど、結局何も決まらない
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新しいアイデアが全然浮かばない
そんな話をしていると、友人がこう言いました。
「それってさ、具体と抽象の使い分けができてないだけじゃない?」
実はその友人、
具体と抽象トレーニング
という本を読んだばかりだったんです。
そしてその話を聞いて、僕は思いました。
「ああ…これは確かに本質を突いている」
今日はそのときの会話をもとに、「具体と抽象」という思考法について書いてみたいと思います。
世の中には「具体の世界」と「抽象の世界」がある
友人の説明はシンプルでした。
人の思考には大きく分けて2つある。
①具体(Concrete)
目の前の事実・作業・手順
②抽象(Abstract)
本質・パターン・概念
つまり、
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何をするのか → 具体
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なぜそれをするのか → 抽象
この2つです。
そして多くの人は、このどちらかに偏ってしまう。
抽象病の人の特徴
友人が笑いながら言いました。
「会社の会議って、だいたいこれ」
抽象病の典型例。
例えばこんな言葉。
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ベストを尽くします
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シナジーを生み出す
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イノベーションを創出する
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関係各所と連携する
聞こえは立派です。
でも冷静に考えてください。
「明日、何をすればいいの?」
これが分からない。
つまり
抽象だけで具体がない
状態です。
だから会議が終わっても誰も動けない。
逆に「具体病」もある
ここで友人がもう一つ言いました。
「逆に具体病の人もいる」
例えばこんな人です。
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マニュアルがないと動けない
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前例がないと判断できない
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指示がないと行動できない
これは
How(やり方)ばかり見て
Why(目的)を見失っている
状態です。
つまり
抽象がない
ということ。
優秀な人は「具体と抽象」を行き来している
この本で面白いのはここです。
優秀な人は
具体 ⇄ 抽象
を自由に行き来しています。
本ではこれを
「具体抽象ピラミッド」
と呼んでいました。
思考の階層を
上がる=抽象化
下がる=具体化
として考えるんです。
面白い例:スマホに消えたもの
友人が出した例が面白かったです。
次の共通点は何か?
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目覚まし時計
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懐中電灯
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カメラ
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旅行代理店
一見バラバラですよね。
でも抽象化すると
スマートフォンアプリに代替されたもの
という共通点が見えてきます。
つまり
具体 → 抽象
をすると
「点」が「線」になる
んです。
これが思考力です。
逆に「具体化」がないと何も変わらない
例えば会社でよくある目標。
「社内の無駄をなくそう」
これ、立派ですが
このままだと何も起きません。
具体化するとこうなります。
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会議を60分→30分にする
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会議資料はPDF配布にする
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印刷を廃止する
つまり
抽象 → 具体
に落とすことで
行動が生まれる
んです。
この思考法はコミュニケーションにも効く
ここが一番納得しました。
例えば上司の指示。
「この件、いい感じに進めておいて」
ありますよね(笑)
このとき大事なのは
具体化をお願いすること
例えばこう聞く。
「いつまでに、どの状態を目指せばよろしいでしょうか?」
すると
抽象 → 具体
に変わります。
これだけで仕事のストレスはかなり減ります。
イノベーションも「具体と抽象」から生まれる
友人が言っていたもう一つの話。
持ち家 vs 賃貸
これを抽象化すると
所有 vs 利用
という構造になります。
この構造を別の分野に持っていくと
車
→ カーシェア
洋服
→ レンタル
ソフト
→ サブスク(SaaS)
つまり
抽象化 → 別分野で具体化
これが
イノベーション
なんです。
この本が言いたいこと
結局この本の結論はシンプルです。
具体と抽象の往復は
単なる思考テクニックではない。
思考のOSである。
つまり
この思考を身につけると
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会議が理解できる
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指示の意味が分かる
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問題の本質が見える
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新しいアイデアが出る
世界の見え方が変わります。
最後に
友人と話したあと、僕は思いました。
「思考って筋トレなんだな」
使わないと弱るし
鍛えれば強くなる。
もしあなたが
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会議が噛み合わない
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指示が理解できない
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アイデアが出ない
そう感じているなら
一度この本を読んでみる価値はあると思います。
思考のOSをアップデートすると
見える世界が変わります。
僕はまず、
「これは具体?抽象?」
と考える習慣から始めてみようと思います。